家族葬を実施するというようなケースで、喪主は誰にすれば良いかという問題委があります。現実問題として、家族葬でも一般葬でも、まず候補となるのは、配偶者といえます。しかしながら、配偶者に関しても疾病などによってつとめられる状況にないケースや配偶者が存在しない場合には、子供の中から選択します。
子供が複数いるケースには、長男あるいは長女がつとめることがよくありますが、同居の子供がつとめることも問題ないですし、ファミリーの中で合意が取れたら何の問題もありません。さらに、別居の子供よりも同居の孫が喪主として最優先されるケースも少なくなく、血縁の濃さに限らず、常日頃の日々の生活の身近さも関わりを持ってきます。
同居していたとしても長男、長女の家系以外の場合には、あらかじめことわりを入れておくほうが、それ以後のトラブルを事前に防ぐ意味でも大事になってきます。家族葬を実施するとなると、こうした家族の範囲をどのあたりまでにするのか、というポイントは出てきます。別居していたとしても子供は家族と言えるかも知れませんが、別居の兄弟に関しては親族扱いとなりまして、家族には付加しないというのが非常に多いパターンです。別居の兄弟家族に関しても参列を望んでいる事はあり得ますから、そのような時は、家族葬と比べていくらか広い範囲にわたる親族葬になります。原則として直系の親族が喪主をつとめます。したがって、配偶者、あるいは子供がいないケースでは親がつとめることもあります。