建が教える♪喪主のいろはにほへとDIARY

2017年05月15日

最近は故人との関係の深さの順で決まる喪主

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遺族を代表して葬儀の主宰者になる人を喪主と言います。亡くなってしまった人が生前に指定している場合はそれに従います。しかし、指定がない場合は慣習に従うことになっています。戦前に誰もが従っていた条件はその家を継承する長男であることでした。

家督を継ぐということになるため、その代わりに葬儀の費用も負担することになっていました。しかし、現代は家督の継承はなくなっており、喪主は遺族代表という意味合いになっています。夫婦の場合は配偶者が、成人した子どもが努める場合も長男とは限りません。

病気で亡くなった場合、長い間故人の世話をした娘が努めることも多くなっているようです。また、未婚の人が亡くなった場合には成人した兄弟、家族がいない場合は叔父や叔母、いとこなどが努めます。加えて血縁者がいない場合には、友人などが努めることもありますが、そのときは友人代表、世話人代表とするのが一般的なようです。

葬儀はお通夜、告別式が終了してもまだ終わりではありません。その後には年忌法要が営まれますが、それらを行うことも役目のひとつとなっています。喪主になる条件は最近は厳しいものではなくなっています。故人との関係が深い順で配偶者、子などが努めると考えるのが一般的と把握しておけば間違いないでしょう。


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